上関原発建設阻止行動 19
今日未明、中国電力は7基のブイを上関原発建設予定地に設置しました。
10月7日同様、田名埠頭からではなく別の場所からブイを運んだようです。
昨日、田名埠頭には久しぶりに台船が姿を現し、緊張が走りました。
この日の作業は業者にのみ任せ、中電の社員は同行していません。
その理由について、上関原発準備事務所は「さまざまな方策の一つとして試みた。
今後も理解を得る努力を続ける」と、報道関係に語っています。
その翌日の未明に、「理解を得る努力」どころか、また騙し討ちをしたのです。
中国電力は一体どのような企業精神を持っているのでしょうか?
中国電力のHPを見てみると、「企業の社会的責任(CRS)」の取り組みを進めているようです。
中国電力のいうCSRとは、「良質で安心できる商品・サービスの提供、環境問題への対応、
社会貢献、人材育成など事業と不可分の種々の社会的行動を通じて、企業としての責任を
果たし、社会からの信頼を得ていくこと」だそうです。
中国電力は海の埋め立てを3年以内に終えなければ、埋め立て免許が失効します。
そのため、自分たちが掲げているCRSを無視し、強引に工事を進めようとしているのでしょう。
昨日、社民党の脱原発プロジェクトチーム事務局長を務める近藤正道参院議員と長島の自然を守る会の
高島代表らは、田島一成環境副大臣と会談しました。
田島環境副大臣は「建設予定地周辺で生息が確認されたカンムリウミスズメは国際的にも保護すべき鳥。
まずは国として実態を把握したい。そのうえで何ができるかを検討したい」と答えたそうです。