上関原発建設阻止行動 25
中国電力は15日午前、上関原発建設予定地田ノ浦の海岸に社員や作業員、警備員など約120人を動員し、仮桟橋に高さ二メートル前後の進入防止策を設置する作業を開始しようとしました。
しかし、祝島を初めとする上関原発建設に反対する人々が抗議し、今日の作業を阻止しました。
今日は春とは思えない寒い日でした。海岸はかなり冷え込んだと思います。
そんな中、原発建設に反対する人々が抗議しているのに対し、中電の社員は「立ち退いていただかない場合には妨害になります。」などと言い放ちました。この言葉は、祝島の人たちに対する脅しのように聞こえます。なぜなら中国電力は祝島島民らの阻止行動を妨害行為とみなし、提訴しているからです。
「地元の理解を得る」と中国電力の社長は何度もいいますが、その結果が、提訴や作業の強行では社長の言葉は信用できません。
中国電力は先月、島根原発の点検の不備が発覚しています。数年前はデータの改ざんがありました。
中国電力は上関原発建設を強引に進めるのではなく、まずは企業の信用を回復することに全力を尽くすべきだと思います。