祝島&長島フィールドワークの報告会
10月に行った祝島&長島フィールドワークの報告会を行いました。
私達がフィールドワークを行ったのは10月16日~17日。
ちょうど中国電力が上関原発建設予定地田の浦に台船を向かわせた次の日にあたります。
被爆二世の会からは祝島を散策した様子と緊迫した田の浦の様子をパワーポイントを使って簡単に紹介しました。
連帯労組・やまぐちは田の浦で起きている祝島島民やカヤック隊、原発に反対する人々と中国電力の対立の様子をDVDで説明しました。
また学生団体の「あすじゃ」や市民団体の憲法を活かす市民の会・やまぐちからもツアーに参加した感想をお聞きしました。
そして、今回のツアーとは別に祝島と田の浦を訪れた方からもお話しをしていただきました。
27日は午前中は「虹のパレード」がありそれに参加した人からの報告もありました。
参加者からは
・田の浦で抗議する人に中国電力が地元の人間かどうかを聞いていたが、上関原発建設の問題は地元の人だけの問題ではない。地元かどうかを聞く中国電力の職員の考えはおかしい。
・DVDの中で事故があったときに祝島の人はどうやって避難するのかを問う場面があり、中国電力の職員は今から考えます。」と答えていた。あまりにも無責任。
・祝島の人達は自立した島作りを目指している。離島ではあるが病院への搬送体制を強化し、今では陸続きの町より早く大きな病院に搬送できるようになった。上関原発建設に反対・賛成に関係なく搬送している。という話を聞いた。
・原発に頼らず自然エネルギーを使って、次世代に放射性廃棄物を残さないようにしていきたい。
・11月21日に行われた田の浦の地質調査に参加した。調査をした人が珍しい断層や岩があり興奮していた。
・田の浦は鳥や貝や海草の研究者が来ると虜になるが、地質も珍しい。遺跡もある。いろんな分野の人が楽しめるスポットだ。
などの意見がでました。
11月に来た中国電力の台船は26日午前1時30分頃引き上げました。しかしまだまだ予断は許しません。
参加者一同、今後も祝島島民やカヤック隊などの人達と一緒に上関原発建設反対運動を続ける決意をしました。