被爆二世交流会
11月14日にZOOMで被爆二世交流会を開きました。鹿児島、熊本、福岡、山口、広島、岡山、兵庫から参加しました。
昨年、広島の被爆二世から、被爆地ではない場所で生まれ育った被爆二世の人が被爆二世と知ったときのどう感じたか、活動をするきっかけは?という問いかけがあり、今回はそれに答えるものとなりました。活動をするきっかけは「原爆展を見に行き、そこにおられた被爆者に、被爆二世であることを伝えると、非常に喜ばれ、何か手伝いたいと思った」「親が手伝って欲しいといわれた」と被爆者との関わりの中で活動を始めた人や「学生のころに被爆二世で集まって話す中で何かしようとなった」と被爆二世としての立場から活動を始めた人がいることが分かりました。またそうした「会」に所属するのではなく個人としていろいろなことをしている被爆二世の方もいます。多様性はありますが目指すことは同じだと感じました。
高齢化した 被爆者にかわり被爆体験を後世に伝えていくための工夫や次世代への継承についての話しもでました。
11月27日~28日は全国被爆二世団体連絡協議会の全国被爆二世交流会が長崎で開かれました。長崎、福岡、山口、広島、神奈川、東京から被爆二世が集まりました。本来なら今年二月に行うはずでしたが、新型コロナウイルスが蔓延していたため、延期され、日程が何度か変わり、都合がつかなかった二世もいます。
交流会では、被爆二世集団訴訟弁護団の中鋪美香弁護士による「被爆二世集団訴訟の意義と経過」と長崎大学核兵器廃絶研究センターの中村桂子准教授による「核不拡散条約と核兵器禁止条約」と題した講演が行われました。
また、各地での活動報告などが活発に行われました。
コロナ禍のため食事をしながらの交流会はできませんでしたが、来年2月の総会ではもっと多くの被爆二世と共に交流会をしようと決意し閉会となりました。