上関町の中間貯蔵施設の調査受け入れ容認反対

 2023年8月1日、中国電力は関西電力と共同で、上関町で原発の使用済み核燃料を保管する中間貯蔵施設の建設を検討していることを発表しました。翌日、中国電力の大瀬戸聡常務執行役員らが上関の西町長に中間貯蔵施設建設のための調査の受け入れを申し出ました。上関町全員協議会、議会運営委員会を経て18日に臨時議会を開くことが決まりました。臨時議会では、西町長が中国電力から提案を受けた中間貯蔵施設計画を巡る経緯を報告し、町議がそれぞれ意見を述べる「行政報告」の形で実施されました。「行政報告」とは議員の意見を聞くだけで、町と議員の間で質疑もせず、議決も行われません。
 18日の臨時議会の結果、西町長は中国電力と関西電力による中間貯蔵施設建設のための調査受け入れを容認しました。あわせて西町長は調査と建設は別物と強調しました。
 当会は18日には上関町臨時議会の傍聴に行きました。議場内での傍聴はできませんでしたが、中間貯蔵施設建設のための調査に反対する議員の方々の声を聞くことが出来ました。今後も地元上関の方々と共に、上関の自然を守り誰もが被ばくしない暮らしができるよう闘っていきます。

 また当会は憲法を活かす市民の会・やまぐち、連帯労組・やまぐち、AWC山口、やまぐち障害者解放センター、原発いらん!山口ネットワークとともに、抗議声明を発表しました。抗議声明は上関町、中国電力、山口県に送付しました。

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