被爆二世健康記録簿

昨年8月、国(厚労省)は各地でバラバラな被爆二世手帳の標準化を図ると発表しました。

これまで被爆二世手帳あるいは類する物は一部の地域でのみ発行されていました。広島県・市、長崎県・市では被爆二世団体がどんなに申し入れても発行されませんでした。

全国被爆二世団体連絡協議会は40年以上国の責任で「被爆二世手帳」を発行するよう求めてきました。それがようやく実現しようとしています。広島県・市、長崎県・市では被爆二世にすでに発送されているようです。被爆二世健康記録簿が送られてきた被爆二世から喜ぶ声が当会にも届いています。被爆二世健康記録簿は被爆二世健診の結果を記録することはできるのですが被爆者健康手帳のような医療助成はありません。それでも、各地バラバラだったものが、どこでも使えるようになるのは嬉しいことです。

今回、当会は各地の状況を知ろうとアンケート調査を行いました。驚くことに「発行しない」という自治体があることが分かりました。

「各地でバラバラなので標準化を図る」はずが、バラバラのままなのです。

当会は今後も全国被爆二世団体連絡協議会と共にどこに住んでいても「被爆二世健康記録簿」が使えるよう国が責任を持つよう求めていこうと思います。

被爆二世健康記録簿の状況は以下で見ることができます。
全国被爆二世団体連絡協議会
被爆二世の会

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