被爆二世の援護を求める集団訴訟(広島地裁)報告

 10月13日の口頭弁論では、被告側の第9準備書面、乙61~64と原告側の準備書面11・12、甲B45~51を確認した。

 12月7日の口頭弁論では証人尋問1人、原告本人尋問4人が行われた。
 証人尋問では全国被爆二世団体連絡協議会の崎山会長が、被爆二世がおかれてきた状況や全国被爆二世協の歴史、そしてこれまでも国会で被爆二世問題が取り上げられてきたことなどを証言しました。また自治体によって被爆二世の対策に格差があること、昨年8月6日(広島)、9日(長崎)で厚労省が作成すると発言した「被爆二世健康記録簿」を発行していない自治体があることを明らかにした。
 4人の原告は、自身や兄弟姉妹の健康状態、体験を赤裸々に語った。被告(国・厚労省)側から「あなたの友人・知人で被爆二世でない人でガンで亡くなった方はいませんか?」という質問があった。原告は「誰が被爆二世かは分からないので分かりません」と答えていた。傍聴席で聞いていて、そりゃそうだ、と思った。被爆二世だと明らかにしている人は被爆二世だと分かるが、明らかにしていないからと言ってその人が被爆二世ではないわけではない。被爆二世であることを周囲に隠している人は多いし、親が子どもに被爆していることを隠している場合もある。被告(国・厚労省)は被爆二世の実態を知らないのだと感じた。
 2月28日の長崎地裁での同様の裁判で遺伝的影響についての証人尋問が行われる。今回同様大事な裁判である。ぜひ傍聴して欲しい。

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