上関原発を建てさせない山口県民大集会~福島をわすれない さようなら上関原発~

3月8日、維新百年記念公園(山口市)で「上関原発を建てさせない山口県民大集会~福島をわすれない さようなら上関原発~」が開かれました。
参加者は7000人。山口県では久々の大規模な反原発集会になりました。

司会者の「上関原発はいらない」のかけ声に合わせ、
「NON」と書かれた紙を参加者全員で一斉に上げる参加者。
撮影:上関原発をたてさせない山口県民大集会事務局
第一部
オープニング 高石ともやさん

軽妙な語りで被災地でのコンサートや連れ合いさんとの思い出を話され、いろんな歌を歌われました。
中でも、ベトナム戦争のことを歌った『腰まで泥まみれ』は今の安倍政権を彷彿とさせました。
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呼びかけ人の挨拶
呼びかけ人は清水敏保さん(上関原発を建てさせない祝島島民の会代表)、田川章次さん(弁護士・県民監査にかかわる「住民訴訟」弁護団長)、那須正幹さん(児童文学作家)の三人。
那須さんは「広島で被爆し放射能の怖さは身に染みている。」と被爆者の立場から原発反対を訴えられました。
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田川さんは住民訴訟の意義を語られました。
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清水さんは「私たち祝島島民は先輩達が守り通してきた美しい海を次の世代に引き継ぐために、30年間上関原発運動を行ってきた。漁業補償金も受け取っていない。供託されたお金を山口県漁業は勝手に引き出し、受け取れ受け取れと迫っている。3月4日も総会の部会を開催しようとしたが、祝島の漁師や皆さんで阻止しすることができた。これからもいろんな卑劣な工作をしてくると思うが、32年間の運動が無駄にならないように頑張る。」と宣言されました。
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集会基調提起
集会の実行委員長の草地さんが「上関原発を建てさせないという思いが山口県だけでなく日本中に、世界に広がりました。しかし、昨年10月の実行委員会の時は不安の方が大きかった。もし人数が集まらなければ上関原発建設計画を逆に後押しするのではと心配だった。その不安は集会が近づくと小さくなり、今日を迎えることができた。祝島の方を中心に30年以上訴えられてきた「上関原発絶対反対」の意思を県内外に示そうではないですか!」と訴えました。
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メインスピーチ
鎌田慧さんは今も続く福島第一原発の大事故に対し「汚染した高濃度の水がどんどん太平洋に向かって流れている。人類に対する敵意。自然に対する敵意。にもかかわらず政府はまだ原発をやろうとしている。大資本の利益のために人命を犠牲にしても原発を推進しようとする。世界に対するうらぎりだ。」と断罪しました。
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アーサー・ビナードさんは「1945年8月6日8時15分、濃縮されたウラン235が核分裂の連鎖反応を起こし、沢山の人や他の生き物が命を奪われて、奇跡的に生命を保った人達も終わりのない被爆という重荷を負わされた。大量虐殺という犯罪をおこなったのはボクの母国の政府です。中国電力の本社は爆心地のそばにある。その中国電力は島根原発一号機、二号機で同じ濃縮されたウラン235という物質を使って広島の上空で引き起こされた大量虐殺を鋼鉄の圧力釜の中でピカッと言う形ではなくもっとゆっくりジリジリジリジリとやって、原爆の湯を沸かして、タービンを回して、高圧電線を使って電気を送って、原爆ドームの照明と本社ビルの照明と広島の電気を賄っている。そういうことをやってはいけない。」と言い、原発のことを原爆発電と表現しました。
また「汚染水」ではセシウムやトリチウムなどの放射性物質が含まれているというのが誤魔化されるので、「海殺し」と言おうと提案されました。
そして「上関の戦いは日本の歴史を変える戦い。天下分け目の戦いが維新公園で始まる。日本の歴史を変えることができる。瀬戸内海を殺さない戦いでもある。瀬戸内海を守り、島々を守り、自然を守り政治や経済をやっていこう。」と語られました。
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フクシマからの報告
山口県避難移住者の会は「放射能による健康被害というと甲状腺がんだけと思われる方もいるかもいれませんが、甲状腺がんだけではない。心筋梗塞や免疫力の低下など、健康にどういう影響があらわれるか今のところ分かっていない。政府は健康に影響はないと東日本や福島県に多くの子どもをとどめたままでいる。」と放射性物質による健康不安を語られました。
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連帯あいさつ
伊方原発を止める会は「昨年12月1日、雨の中を全国各地から8000人が参加し松山で伊方原発再稼働反対の集会が行われた。雨の中を整然とデモをした。四国電力を被告とした伊方原発差し止め訴訟も行っている。原告は1002名。また23万筆の署名を愛媛県知事に渡した。山口の皆さんと連携しながら戦いを進めていきたい。」と話されました。
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平和フォーラム島根は「昨年12月の暮れ、中国電力が島根原発再稼働に向けた申請をしたと報道された。審査に半年くらいかかる。2号機は福島と同じ沸騰水型で審査は遅れるかも知れないが、夏頃には動きがあるのではと警戒している。脱原発して自然エネルギー運動の条例の制定をもとめ署名を集めた。署名は9万を超えた。2月の定例県議会で審議されている。議会では消極的な意見が多く否決されそう。しかしあきらめる訳にはいかない。子どもや孫に何を残してはならないか、何を残すかを考えなければ行けない。7月20日は松江で集会を準備している。御協力を」と話されました。
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県民アピール
上関原発を建てさせない祝島島民の会からは4人が壇上に上がりましたた。
山戸孝さんは「今日も仕事を休んでいます。今ヒジキ採りの真っ最中です。先日も県漁業がきました。山口県は埋立免許を失効させません。国も原発を止めると言わない。私たち祝島の者にヒジキを採らせろ! ビワを作らせろ! 漁をさせろ! 中国電力は原発を止めろ!中電は上関原発を白紙撤回しろ。山口県は埋立免許を認めるな。国は原発を止めろ。皆さん力をあわせて頑張りましょう。」と元気よくアピールされました。
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そして、「白紙撤回を勝ち取るまでガンバロー! エイ・エイ・オ-」のシュプレヒコールを上げました。
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他にも若い方が反原発を訴えました。
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そしていよいよメインイベントの集会パフォーマンスを行いました。
それが一番上の写真です。7000人のパフォーマンスは壮観でした。
その後、「山口の未来、日本の未来、世界の未来のために、すべての原発をなくしていくために、これからも立ち上がり声を上げていきましょう」という集会宣言を採択し、第一部が終了しました。

第二部はMCをDON 弥五郎さんが努め、三宅洋平さん、JAHMELIK & FAMILY、こだままこと、NO ∞ 無、Thoughtらによる演奏が続きました。
田名埠頭や田ノ浦などで体を張って上関原発建設反対運動を行ってきた仲間達です。
最後はゼロノミクマによる演奏です。
くまモンがライバルというゼロノミクマは「原発止めるんだモン」といいながら「ふるさと」を演奏しました。
会場のフェンスには田名埠頭や田ノ浦の闘いへの応援フラッグが飾られていました。
また52のテントが並び、祝島市場や上関の自然を守る会などが特産物や書籍などを売っていました。
「8・6広島青空式典から9・6山口のヒロシマデーへ!連続行動実行委員会」は原爆や岩国・沖縄基地、原発反対運動や一月に全国被爆二世団体連絡協議会が訪れた福島の写真を展示しました。
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被爆二世の会の旗もたてました。
しかし、実行委より「多くの人々が参加しており旗があると後ろの人が見えないため下ろして欲しい」とアナウンスがあったため倒しました。
実行委の方の心配りに感心しました。

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