祝島&長島体験報告

10月12日(一日目)
祝島に到着してすぐ、上関原発を建てさせない祝島島民の会の事務局の山戸孝さんのお話しをお伺いしました。
国も中国電力も上関原発建設を諦めていないことなどが話された後、今後の取り組みとして「公有水面埋立免許を即刻不許可に!! 上関原発建設計画中止!」を求める署名運動、10・26反原発デー県民集会、2014年3月8日3・11から三年原発ゼロ山口県民集会が示されました。
昼食は「こいわい食堂」で地産地消の「こいわい定食」を食べました。
全ての食材について誰がどんなふうに作ったのかが分かるということはとても安心感があります。
そうした食材を小女将のたか子さんが丁寧に調理してくださいました。
今回は氏本農園のベーコンや豚肉を頂きました。
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ソーラークッカーとまき
帰りがけに、小女将のたか子さんがビワ畑の草刈りに行くというので、手伝いに行きました。
祝島で長年、漁業や農業を営んでおられる、たみさんの指導の下、石垣やビワの木の周りの草刈りを行いました。
農薬を使わないので雑草がはびこっており、かなりの重労働でした。
10月13日(二日目)
祝島の夜明け
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昼便で祝島を後にし、四代港に向かいました。
四代港で上関の自然を守る会の代表 高島さんと合流し、中国電力が上関原発を目論む現地へ向かいます。
途中、中国電力が立てた看板がありました。
原発の見取り図があり、その図では取水口、排水口のパイプが1km近くあります。
見取り図の下には「警告」と書かれた看板があります。

三行目の「海岸部への」の前の文字が白いペンキで消されています。
後日確認すると「裁判所決定により」という文字を消していることがわかりました。
同じような看板は言葉を少しずつ変えながら約10枚ありました。
この「警告」の看板は3・11以降に立てられたものです。
団結小屋で高島さんから長島の自然について説明していただきました。
田ノ浦にしかいない貴重な貝類がいること、中国電力が陸域の工事を始めると砂が海岸に流れ込み貝類が少なくなっていること、来年夏、田ノ浦の自然がどれほど素晴らしく貴重なものかを世界に知らせるため、海外の研究者を招きシンポジウムを開くこと等を聞いた後、田ノ浦の海岸に降りました。
海岸には中国電力が作った借り桟橋が残っていました。

今回は満潮だったためタイドプールの観察はできませんでした。
初めて田ノ浦に降りた参加者は祝島が目の前にあることに驚いていました。

田ノ浦から見た祝島
中国電力の敷地からは「ここは工事区域です。立ち入りが禁止されています。工事をしていなくても入らないで下さい。」というアナウンスが流れます。
山戸孝さんや高島さんは祝島や長島で起きていることを周囲に知らせて欲しいと言われました。上関原発建設計画を白紙撤回させるためにも、是非一緒に現地に行きましょう!
おまけ
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長島にいたチョウチョ。
これはアサギマダラという渡りをする蝶では…

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