山口県知事、上関原発建設用地の埋め立ての延長は認めない

二井知事は県議会の代表質問で上関原発建設用地の埋め立てについて
「現時点においても、例え(公有水面埋立免許の)延長申請があっても認めることはできない」
と答えました。
中国電力は上関原発を建てようとしている公有水面の埋立を今年10月までに完了させなければなりません。
しかし、祝島や原発建設に反対する人々の抗議行動で埋立はほとんど進んでいません。
中国電力が公有水面の埋立を完了するためには、工事の延長を山口県に申し出なければなりませんが、二井知事はそれを認めないという姿勢を示しめしたのです。
中国電力が公有水面埋立免許を申請し、山口県が許可したのは2008年10月。
2011年2月下旬未明、中国電力は400人もの作業員を埋め立て地の浜に向かわせました。
海からは30隻以上の船を埋め立て地に向かわせました。
その時も、祝島島民や上関原発建設に反対する人々が猛抗議をし、作業を食い止めました。
そのような中、福島第一原発事故が起きたのです。
中国電力は事故後も作業をしようとしていましたが、山口県から工事を中断するよう言われ、今も工事を中断しています。
当会は、連日は参加できませんでしたが、できる限り抗議行動に参加しました。
また毎年行っている長島&祝島フィールドワークの中で抗議行動に参加したこともあります。
山口県や中国電力に上関原発建設計画を白紙撤回するよう、海を埋め立てないよう何度も申し入れを行いました。
今後は国の政策で上関原発をどうするのか、また8月には新しい県知事になるので、その方針はどうなのかなど、注視しながら、これまで通り、上関原発を建てさせないための運動を行っていきます。

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