愛宕山開発跡地を見守る集会
山口県岩国市の「愛宕山を守る会」は21日、愛宕山地域開発跡地の米軍住宅化に反対する座り込みを開始しました。参加者は地元の住民など60人。
場所は開発跡地を見渡せる愛宕神社前広場です。
ここはもともと緑豊かな山で春になると桜が咲き乱れる住民達にとっては憩いの場でした。
その山を「騒音削減のため米軍岩国基地を沖合に移設するための埋立用土砂を搬出するために削り、跡地に大規模な住宅地を造成する」というので地権者達は土地を売りました。
しかし、県や市は「住宅の需要が見込めない」と住宅地への造成を中止し、国へ買い取りを求めると言い出しました。
国に買い取られたら、米軍再編による空母艦載機部隊移駐のための住宅、つまり米軍住宅になるのではと地元住民達は感じ、これまで愛宕山地域開発跡地の米軍住宅化に反対する署名活動や裁判を起こしています。
その一環として今月から座り込みを開始することにしました。
この日「愛宕山を守る会」世話人代表の岡村寛さんは「座り込みの実力行使がいよいよ始まりました。参加者が今後ますます増えるよう、肩に力を入れず、しかし信念を持って続けていきましょう」と挨拶をされました。
その後、地元の住民や田村市議、井原前岩国市長などが発言されました。
最後に参加者全員で「ガンバロー」と気勢を上げました。
テントに張られた檄布は辺野古のものと「-戦争・差別・貧困とたたかう学生グループ-あすじゃ」、「アジア共同行動山口実行委員会」のものです。
辺野古
-戦争・差別・貧困とたたかう学生グループ-あすじゃ
アジア共同行動山口実行委員会
「愛宕山開発跡地を見守る集会」の座りこみは毎月1日、11日、21日の10時~12時まで。
場所は岩国市牛野谷3丁目百合が丘団地内・愛宕神社前公園
(駐車場がないので公共交通を利用してください)
山口県内では上関町田ノ浦で行われている上関原発に反対する座り込みに続き、2つ目の座り込みです。