8・6青空集会報告

67年前、広島の平和公園には6つの街があり、約4400人の人々が住んでいました。
そこには学校や映画館、病院、旅館がありました。
原爆ドームは広島県産業奨励館とよばれていました。
もし原爆が投下されなければ今もそこには人々が暮らす街があったのです。
8月6日、私達は原爆ドーム前に集まりました。
8時15分、鐘の合図と共に黙祷を捧げ、写真展を設置しました。
題名は「戦争と被ばくを許さない写真展〜命を脅かすもの〜」。
広島・長崎の原爆被害と国内の反原発運動、韓国の反原発運動、
そして米軍基地反対運動の写真を並べました。
集会前に全国被爆二世団体連絡協議会の前会長の平野伸人さん立ち寄られ
「被爆体験者の裁判で、内部被曝の実態を明らかにすることが、福島の人達の
援護につながると確信している。被爆の実相を矮小化し、放射線被曝の実態を
押し込めてしまうというた国の動きに対して、断固として闘おう。」と発言されました。
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10時30分、いよいよ青空集会の開始です。AWCの開会の挨拶、黙祷に続く基調
報告では被爆二世の会より「被爆二世の会より基調を提起しました。
それは「アジア太平洋戦争は日本帝国主義によるアジア侵略の歴史の中で起きた。
原爆投下は戦後のアジア支配を狙ったアメリカ帝国主義によって核兵器の威力と
効果を調べるための人体実験として実行された。敗戦後、日本政府は放射線障害
を過小評価し、原発を推進し続けた。その結果、福島第一原発事故が起き、1年5
か月が経とうとする今も収束していない。しかし野田首相は昨年12月に収束宣言
をした。私たちは、こうした日本政府の姿勢を許さない。また先月、岩国住民を始め
多くの人々が抗議する中、米軍岩国基地にオスプレイが陸揚げされた。これを断固、
糾弾する。そして、この平和公園で、日本の核武装を叫び原子力発電所の推進を
訴える差別排外主義のような団体を決して許さない。彼等が、この公園にいる権利
はない。」と提起しました。
続いてあじあんさんの歌です。あじあんさんは歌を歌う前、「排外主義者達が勝手
なことを言えるのも、私達が集会できるのも憲法で表現の自由が保障されているか
らです。憲法を守りましょう!」と発言し、「日本国憲法」等の歌を歌いました。
司会者がAWC韓国委員会、中国台湾労働人権協会、米国・ANSWER連合、
フィリピン新民族主義者同盟(BAYAN)、BAYAN-Japan、アジア太平洋反基地ネッ
トワークからきたメッセージを読み上ました。
各団体個人からの発言では山口大学ユネスコクラブ、戦争・貧困・差別とたたかう
学生グループあすじゃ、AWC日本連、連帯労組・やまぐち、やまぐち障害者解放セ
ンター、SYN、多文化共生社会研究会、憲法を活かす市民の会・やまぐちが反戦、
反核、反原発の活動報告や思いを訴えました。
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写真展には多くの人が足を止めて下さいました。
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