韓日被爆二世交流会 一日目

10月10日から11日の二日間、韓国の釜山において韓日被爆二世交流会が開かれました。
主催は全国被爆二世団体連絡協議会、韓国被爆二世の会、原水爆禁止日本国民会議です。
協力団体は韓国原爆被害者協会釜山支部です。
一日目
午前中、まず希望者で釜山の被爆者宅を訪問しました。
金順吉裁判を献身的に支えられ、何度も日本に来られたことのある方なので私達もお会いしたことがあります。
突然の訪問にも快く迎えてくださいました。
午後、まず釜山にある在韓国連記念公園(国連墓地)へ向かいました。
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ここには朝鮮戦争(1950.6.25~1953.7.27休戦)で戦死した兵士が埋葬されています。
その数、16ヶ国の兵士など2,300名です。
各国から送られたモニュメントや記念館もありました。
追慕館では朝鮮戦争の経緯が上映されており、日本語のバージョンもありました。
朝鮮戦争では朝鮮半島が戦場となり、兵士だけでなく250万もの市民が亡くなったことを知りました。
15時30分より釜山日報社において韓日被爆二世交流会「核と戦争がない世界平和実現のために-再びこの世の上に核被害がないように-」が開かれました。
今回が10回目となる交流会には広島・長崎の被爆者・被爆二世を始め、福岡、東京、神奈川、山口などの日本の被爆二世と釜山、ソウル、光州(クヮンジュ)、陜川(ハプチョン)、平沢(ピョンテク)などの韓国の被爆者・被爆二世が一堂に会しました。
交流会の前に韓国の高校生による伽椰琴(カヤグム)の演奏などがあり、韓流ドラマで聞いたことのあるような曲を弾いてくださいました。
いよいよ、韓国原爆被害二世会の李太宰会長の司会による交流会の開始です。
まず、韓国原爆被害者協会の金会長や釜山支部の姜支部長の挨拶があり、全国被爆二世団体連絡協議会の平野伸人前会長が日本側参加者の紹介をされました。
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続いて、全国被爆二世団体連絡協議会の崎山副会長による二世運動の現状と課題が話され
原水爆禁止日本国民会議の川野会長が被爆者・二世援護の歴史と課題を簡単に話されました。
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次に韓国人による被爆体験の語りと朝鮮戦争の体験者の話をお聞きしました。
そして韓国原爆被爆二世患友会の韓会長より患友会の活動報告をお聞きしました。
最後に李太宰会長よりこれまでの韓国と日本の被爆二世交流会の歴史をパワーポイントを使って分かりやすく説明されました。
夜は交流会です。
バイキング形式による食事には、日本食もあり韓国側の気遣いが感じられました。
最後に韓国の童謡「コヒャンエ ポム(故郷の春)」を歌い踊りました。
趣向をこらした演出に参加者一同、楽しい時を過ごしました。

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